| ピルとは「黄体ホルモン」(プロゲストーゲン)と「卵胞ホルモン」(エストロゲン)という女性ホルモンを主成分とした錠剤のことで、現在では
■生理のコントロール
■大人ニキビの治療
■子宮に関する病気の低減・治療
■避妊 など、
多くの目的で使用されています。
ピルは1日1回、1錠を毎日できるだけ一定の時刻に服用します。体内のホルモンバランスを継続的に整えることで、様々な効果を発揮するのがピルの役割です。
ピルはヨーロッパでは全女性の1/3が使用しており、ロンドンでは無料で配布しているほどですし、スウェーデンでは20〜30代の80%が低容量ピルを使用している、とても一般的なものです。

ピルに含まれる卵巣ホルモン(エストロゲン、プロゲストーゲン)が血液中を循環します。すると脳の中の排卵中枢(視床下部・下垂体)が血液中に十分な濃度の卵巣ホルモンがあると認識するため、視床下部・下垂体が、「卵巣を刺激する必要がない」と判断し卵巣からの排卵が抑制されます。
「排卵」は子宮にとってかなり負担のかかる仕事です。子宮の病気(子宮内膜症など)はこの排卵をストップさせることで、かなり軽減できるため、治療の方法としてピルが選択されることも多くあります。
またピルによって体のホルモンバランスが一定するため、重い生理痛から解放されたり、男性ホルモン過多によっておこる大人ニキビを軽減することにも役立ちます。
薬を飲むこと=体に負担をかける、という誤解が多くあるようですが、上記の通り、ピルはむしろ女性の体の負担を最小限に抑えるための調整役となりうるものなのです。 |