女性がかかるがんとしては、胃がんに次いで2番目に多いのが子宮がんです。子宮がんは、がんが発生する場所によって2つの種類があり、それぞれ原因・検査方法・治療方法も違います。
いずれも簡単な検査でがんの有無を確認することができるので、定期的な健診を強くお勧めします。
◆ 子宮体がん
最近増えつつあるのが子宮体がんです。
中年以降の方(閉経前後〜以降の50代・60代)の方に多く、妊娠の経験がない人の方が発生率は高まります。また生活習慣病(高血圧、糖尿病、肥満など)を患う方にも発生率が高まる傾向があります。
原因ははっきりと解明されていませんが,女性ホルモンのエストロゲンに長い間さらされると発症リスクが高くなると考えられています。
子宮体がん初期は目立った自覚症状がないため発見が遅れがちで、自覚症状が出た時には、症状は進行していたといったケースが多くみられます。
早期の発見であれば、比較的治りやすい部類のがんなので、以下に該当する方はぜひ定期的な健診を受けてください。
・不正出血がある (90%の子宮体がん患者さんにみられます)
・閉経後に不正出血があった
・黄色いおりものが多く出る方
・40歳以降の方
◆子宮頸がん
20歳代〜各年齢層の幅広い年齢で見られ、子宮がんの60%が子宮頸がんです。
子宮頸がんの発生には、ヒューマンパピローマウイルス(HPV)の感染が引き金になっているとされています。HPVは尖形コンジローマやいぼの原因になるウイルスのことで、とてもありふれたウイルスです。
子宮頸がんの患者さんは、ほぼ全員がHPVに感染していると考えられていますが、感染しても全員が発がんすると決まっているわけではありません。HPV感染は、主に性行為によって引き起こされ、初交年齢が早い場合や、複数・多数の男性との性交渉によりがん発生リスクが高くなる傾向があります。また、ほかの性感染症と一緒に感染してしまう可能性もありますので、クラミジアなどの婦人科の感染症にかかった時にはがん健診も同時に受けることをおすすめします。
症状として多くみられる症状は、不正出血です。性行為の後や生理以外の時に出血が見られたり、おりものの量が増える、おりものの色がピンクや茶褐色だったりする場合は、早めの健診をお勧めします。
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